公益財団法人 伊藤謝恩育英財団 Ito Scholarship Foundation

OB・OGからのメッセージ

2019/12/19

財団で学んだ教育者として

2011年度大学奨学生 Sさん

目標であった高校教員として働いています。奨学生として財団にお世話になった当初のことを思い返すと、とても教壇に立つ姿はイメージ出来なかったと思いますが、卒業から早5年、初めての卒業生を出し、転勤を経て今年は1学年担任と野球部監督と責任ある役職に就いています。ただ、よく高校生に間違えられるので坊主はやめました。 「教育は人なり」と言われるように、教育において我々教員が為す役割、与える影響は非常に大きなものがあると思います。それに加え、業務の多様化、大学入試改革に代表される教育改革など、備えるべき資質や責任は増しています。だからこそ、人と人との繋がり、ご縁を一層意識するようになりました。教員同士や旧知の仲間と助け合いながら、足りないところを補い合い教育を支えていくことが大切だと思います。楽な仕事ではないと思いますが、進路実現した時、部活動で結果を残した時、問題が解けた時、学校生活でふとした時に見られる生徒の笑顔が私の原動力です。 希望していた大学への進学、実りある大学生活、そして教員という職に就くことができたのも、財団の温かいご支援のおかげです。また、財団での多くの出会いと様々な経験は、何よりも大きな財産です。本当にありがとうございます。このご縁をいつまでも大切にさせていただくとともに、これまでにいただいたご恩を、受け持った生徒の成長としてより広く還元していきたいと思います。現役奨学生の皆さん、自ら学びよく遊び、多くのことにチャレンジしてくださいね。ご縁を大切に!
Page Top